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助成金を活用しよう
助成金は、返さなくても良い国からのプレゼントです。
保険料を支払うばかりではなく、折角貰えるお金が有るのなら、しっかりと頂くことも考えましょう!
しかし、安易に考えてはいけません!助成金を受けるにはそれなりの準備と出費、その後の監査が伴うことを忘れないでください。
やっぱり、タダでは貰えない助成金
助成金は原則として、その助成金の条件をクリアーし、かつ、何らかの出費をした後に厳しい審査を経て支給されるものです。
つまり、事前にそれ相応の出費を伴う事を忘れてはなりません。
また、条件をクリアーするために不正を行えば、後々助成金を返還させられるばかりか、余計な出費が増えたり、会社の信用に傷が付くなど、決して良いことは無いのです。
監査が厳しく
助成金は、皆さんが支払う保険料や税金から支給されます。
当然に厳しい国の監査が有るとお考えください。
中には、助成金を貰った後の監査で、社会保険の未加入者を指摘され、保険料が数倍になったとか、残業代の未払いを指摘され、2年遡って支払ったとか言う企業もあるようです。
助成金はあてにしない!
あまり助成金をあてにして事業計画や資金繰りを考えると大抵は失敗します。
助成金が無くても、やらなくてはならない事はあります。
そのやるべき事に対応した助成金が有れば有効に活用する。
つまり、助成金を目当てに行動をするのではなく、やった結果のご褒美として助成金が付いてくるものだと思った方が事がうまく運びます。
助成金はもらう前の準備が大変
助成金の申請を安易に思わせるような申請代行広告が多々有りますが、上記のような点を考えると、決して簡単では無いのです。
助成金をもらうための準備として、各種帳簿の整備や就業規則の制定や手直し、労働条件の整備と実行など、かなり高いハードルがあるものです。
特に、助成金をもらう事を目的に作成された就業規則ほど危険なものは無いと思ってください。
助成金はもらった後も気が抜けない!
助成金はもらったらそれで終わりでは無いのです。
その後に監査や調査が有ることが多く、決して気を抜いてはいけないのです。助成金をもらうのに折角準備した帳簿は永続的に活用しましょう。
また、就業規則は定期的に見直し、常に法改正や実情に沿った内容にメンテナンスを行い、訴えられないようにしておくことが大切です。
でも、やっぱり欲しい助成金
助成金をもらうのは簡単ではありませんが、貰えるものは貰いましょう!
結局やらなくてはならない事があり、活用できる助成金が有るのに、助成金を活用しない手はありません!
助成金を活用して、労働条件を整備すれば、より良い人材の確保が出来、その結果業績向上にも繋がるのです。
徐々に人集めが厳しさを増しています。手遅れにならないうちに助成金を活用して、人材確保のための準備を行ってください。
「労働条件を整備したい」、「良い労働者を確保したい」、「新規で事業を始めたい」そんな経営者様は早めに私共にご相談ください。着手してからでは貰えない助成金もあります。